2018

2018 · 2018/12/12
 現在仕事の一環で、子育てについてのオンラインセミナーの準備をしています。ウェルビーイング心理教育の要素を含めてセミナーの構成を考えてはいますが、子育てや家族についての専門家ではありません。 ということでセミナーの準備のために、子育てについての本をいろいろと読んでいます。...

2018 · 2018/12/05
 茨城県議会選挙が始まりました。候補者を選び、投票に行くことは有権者としての 重要な責任です。今回は茨城県議会選挙に合わせて私がどのように候補者を選ぶかについて書いてみたいと思います。ちなみに特定の政党とつながりはないので、無党派という全く自由な立場での意見になります。...

2018 · 2018/11/06
 知人からも薦められていた「ティール組織」。ようやく読むことができました。さらっと目を通した時はあまりインパクトを感じませんでしたが、少しずつ読んで行くと、その知人が推薦していた理由が分かりました。`「テール組織」はいろんな意味で時代を先取りしている、示唆に富んだ内容だったのです。ということで今回は「ティール組織」の感想です。あくまでも感想中心で、言葉や内容の説明はしてません。ですので気になると思った方は読んでみてくださいね。  まずは読む前の印象としてはティール組織?よく分からん、という感じでした。ティール組織にでてくるホルクラシーや自主経営という言葉はなんとなく最近聞いていましたが、内容は理解していませんでした。ある程度本を読み進めることで、ティール組織の全体像も分かり、いかに革新的な考えかたかが分かりました。特に以下の3つの点での気付きがありました。 1.合理的な組織の進化系「ティール組織」は確かに存在する。  MBA等で学んだ合理的組織論や戦略論はある程度完成形にあり、もうその先はないと思っていました。従来のMBAで学ぶのは本に出てくる達成組織や、多元型組織に当たります。しかし以下のようなティール型の組織の特徴を読むと、あきらかに以前の組織形態とは違うのです。 自分自身のエゴを切り離し、人生の豊かさを信頼する。 自分の内面に照らして判断をする 強みの上に人生を築く 全体性、心、身体、魂を職場に持ち込む  これってウェルビーイング心理教育そのものではないですか!なるほどティール組織はウェルビーイング心理教育が組織や働き方に応用された一つの形だと分かりました。  本を読んでいるとティール組織の型破りな事例がいろいろでてきますが、特に衝撃的だったのは、ビョードゾルフという会社の競争についての考え方。本によると「ティール組織のおいては、組織が本当に自社の目的に存在しているとき、競争は存在しない」とのこと。ビュードゾルフの存在目的は「病気の人や高齢者に自主的な、意義のある生活を送ってもらうこと」ということで、このために創業者のとった驚くべき以下の行動が紹介されていました。  会社の革新的な運営方法を文書化し、くわしく発表  競合他社は真似してかまわないという姿勢を打ち出す  会社の手法を説明してほうしいという競合他社からの依頼を受け入れる  あり得ん!自社の競争の優位性の中身を開示するなんて!これは今までの合理的組織や戦略では起こらないことです。このように今までの組織とティール組織とは明らかに根底の思想レベルで違ということが分かりました。 2.実は今の勤務先もティール組織度が高い。  私の職場はユニークでして宗教法人です。末日聖徒イエス・キリスト教会というクリスチャン団体です。教会のさまざまな事業はボランティアで行われていますが、私のように有給で業務を行っている人も若干ですがいます。3年前に転職して、最初は購買の業務をしていました。今はメンタルヘルスや災害支援をしております。そんな職場ですが、では具体的にどんなところがティール組織に当てはまるかと考えてみたところ、以下のように結構当てはまることが多かったのです。 自主経営:組織図はあるが上司や職員の垣根がほとんどない。「助言システム」に似たような雰囲気があり、自分で提案していろいろできる。例えば、組織のBCPや避難計画は私は担当外ですが、自ら提案していくつか実現したこともあります。 全体性:これは宗教法人なので営利法人よりは容易だとは思いますが、自分のプライベートで信じていることが仕事と直結しています。前に働いていた会社では、クリスチャンである自分の価値と、職員である自分を切り離す必要が少なからずありました。今はありがままの自分で仕事もし、普段の生活もしていて境目がない状態です。また「物語る」については、職員同士で、よかったことや感動したことなどを語り合う機会が定期的にあります。  存在目的:意思決定についてはまさにティール組織に該当します。「感じ取る」ということを組織全体で自然にいつも行っています。当然合理的に考える部分もあるわけですが、「感じ取る」こと、正しいと感じるかどうか、善い行いかどうか、を多くの職員が重視しています。 3.社会全体の進化としてのティール  社会全体のパラダイムはすぐには変わるものではありませんが、私が携わっているウェルビーイング心理教育であったり、里山資本主義であったりと、社会全体の新しいパラダイム育ちつつあります。「ティール組織」はそれらに共通した部分が多くあり、確かにこれらの新しいパラダイムの時代が訪れるだろうと感じました。  かなりのボリュームの本なので、書き足りないのですが、以上特に気付きのあった点でした。そしてそれらを踏まえて、今回の学びを以下のように活かしていこうと思いました。 1.今の会社へのティール組織の応用  少し書いたように今の職場の「ティール組織度」は高いと思っています。もう少し詳しく今の職場の「ティール組織度」について調べようと思います。その過程で、もっとこのようにすれば「ティール組織度」が上がるということが出てるでしょう。そしてそれらを職場で提案していきたいと思います。 2.自治会へのティール組織の応用  来年度は自分の地域の自治会長をさせてもらうことになりました。ティール組織を自治会の運用に応用できたら面白いと思っています。もともと自治会はボランティアで運営する組織なので、ティール組織との親和性は高そうです。ティール組織型の自治会。なんだかワクワクしてしまいます。  ということでダラダラと感想を書いてみましたがどうだったでしょうか。分厚い本で、まだ細かいところまで読めていないところもあるので、これからも少しずつ読み込んでいきたいと思います。いろんな分野へ示唆を与えてくれる「ティール組織」。おすすめですので、みなさんも読んでみてくださいね。

2018 · 2018/11/06
 年末調整の季節になりましたね。毎年よう分からん、と正直思いながら毎年年末調整を提出していました。毎年同じような内容になりがちですが、今年は我が家の年末調整は例年と違う部分がありました。それは娘が今月で16歳になり扶養親族となり、それによって38万円の扶養控除を受けれるようになりました。...

2018 · 2018/10/25
 今回は「未来の年表2」の感想です。未来の年表はベストセラーにもなったので読まれた方も多いと思います。前作で著者の河合さんは、人口減少社会は静かなる有事で国難である警笛を鳴らしておられました。私は藻谷浩介さんの「デフレの正体」を読んだり、彼の講演会に数回参加したことがあるので、人口減少社会という現実とそれに伴う課題を長年認識しているつもりです。前作の「未来の年表」は日本の人口動態の変化による影響を深く掘り下げており、とても勉強になりました。その続編ということで期待してこの本を読みました。  この人口減少社会というのは、間違いなく国難に値する現象ではあるますが、じわじわとやってくるので、危機感を持つのが難しいのが特徴です。確かに自分でも、日常生活を送っていると、そんな国難が訪れているとう感覚がどうしても薄れてしまいがちです。今回「未来の年表2」を読んで改めて危機的な状況を認識するとともに、社会への影響をより具体的にイメージすることができました。以下読んでみての気づきをいくつか綴ってみます。 ○東京でも公共交通の遅延が日常化する 都内でも高齢人口が増えると、電車の乗り降りがスムーズにできずに、電車の離発着にも影響が出てしまうとのこと。日本の時間どおりの鉄道システムはすごいですが、すこしでもダイヤが乱れると大量の滞留者が出てしまうという脆弱性もあります。近い将来はダイヤ通り走る公共交通は現実的ではないのかもしれません。 ○災害が激甚化する これは今まであまり考えたことがありませんでした。放置された山林には、間伐されなくなった森林が大量に生み出され、そのような森林は下草が育たず土壌が貧弱になる。短時間の大雨での表層崩壊のリスクが増すとのこと。西日本7月豪雨の前にこの本は出版されていますが、7月豪雨での甚大な被害ももしかしたらこのような点に起因している部分もあるかもしれないと思いました。 ○人口現象社会というテーマを見過ごしている政治かはその資質を問うべき 序文にこのように書かれていて、大変もっともな主張だと思います。国政レベルだけでは、なく県、市のレベルでもこの認識は必要だと思います。しかし県や市レベルでの実情や、いかに人口を増やすかという議論がほとんどです。この点はパラダイム・シフトが必要だと改めて思いました。  後半には個人でも取り組めることがいくつか紹介されていました。その中にあったのは、「1人で2つ以上の仕事をこなす」ということ。これは今まさに取り組んでいる最中で、年内に有料のセミナーを行うべく準備中です。小さいことかもしれませんが、意味の大きいことだと思っています。  ということで簡単な「未来の年表2」の感想でした。できるだけ多くの方にこの本を手をとってもらって、このトピックについてもっと活発な議論が様々な場面で起こることを期待しています。

2018 · 2018/10/18
 10月18日は岡山にて「災害ネットワーク岡山」の設立集会に参加してきました。今までも岡山では7月以降毎週災害情報共有会議が開かれていました。名称や組織形態が変わり、少しリニューアルした感じですかね。目的としては「平時・発災時を問わず・・・協働の取り組みを行い・・・誰一人取り残さない支援の実現を目指す」ということ。重要なポイントは平時から取り組む、という点だと思います。今まで岡山の災害支援に携わってきた団体を含めて140ぐらいの団体がこのネットワークに入ることになりました。  この設立集会の後は、各団体からの中間発表会とのことで、約20団体から今までの取り組みの短い説明がありました。それらの説明を聞いて気づいたことは、岡山の地元の多くの団体が活動しているということ。またそれらの多くの団体は7月豪雨発災後に立ち上がった団体だということ。災害が起こり、なにかしようと思って活動を初めた団体が多くあったということですね。このように地元の市民がすぐに様々な起こされたというのは素晴らしいことだと思いました。  また発表会の中で、マクロの視点で、国と市町村の役割について提案されている方もいました。大きな課題としては災害対応における市町村への責任が重すぎるとのこと。これは確かにそう思います。警報を出す出さないに始まり、様々な災害対応の責任が市町村にあり、市町村の限られた人員では対応できないことはよくあることです。国、県、市町村の役割については深い議論が必要です。  さて何度も書いていますが、災害時にはこのような団体間の連携を促す場はとても大切で、今年大規模な災害のあった県ではすべてこの情報共有会議が効果的に開催されていました。日本は確実に過去の経験を活かし、災害対応を進化させてきています。そのことが再確認できた会議でした。

2018 · 2018/10/18
 セカンドハーベストが主催する「フードバンクXSDGs」のシンポジウムに参加してきました。セカンドハーベストとは昨年からつながりがあり、ヘリピングハンズとしても松戸でのフードパントリーの事業を一緒にさせていただいています。(松戸のフードパントリーの記事はこちら)...

2018 · 2018/10/17
 「アウトプット大全」という本を読みました。とても参考になる内容でした。本の中に読書感想のテンプレートというのがあったので、それに沿って感想を書いてみたいと思います。  ここ数年間ブログを書いたりと以前よりアウトプットはしているほうですが、以下のような課題をいつも感じていました。...

2018 · 2018/10/11
 久しぶりのつくハッピー記事になります。特に今年は出張が多いので、自然とつくば関連の記事が少なくなってしまっています。忙しい出張からつくばに帰ってくるのと、ホッとして落ち着きます。    さて今回は運動の話し。運動とウェルビーイングは切っても切り離せません。適度な運動は健康だけでなく、ウェルビーイングも促進します。...

2018 · 2018/10/11
 毎年恒例の薪の調達をしてきました。我が家は冬は薪ストーブで暖をとっています。当然燃料の薪が必要になるわけで、毎年一回薪をまとめて調達しています。(癒し効果のある薪ストーブと里山資本主義についてはこちらの以前のブログから)...

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