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それでN高どうよ?1年生が終わりました。

 卒業式で校長が生徒と一緒にジョジョ立ちしたり、入学式にてVRゴーゴル装着して参加したりといろいろ最近話題を振りまいているN高。昨年度もメディアも露出も多く、いろいろと注目を集めていました。ネットではポジティブな記事が多いと思いますが、本当のところどうなんでしょう?

 

 と思っている方もたくさんいそうなので、たまにブログにて自分の娘のN高での経験を書かせてもらっています。関心の高さの表れなんでしょうか、検索でひっかかるようで、N高の記事は1番アクセスが多い記事だったりします。(以前の記事はこちら

 

 4月にもなり、娘のN高生としての1年が終わりましたので、親の立場からどうだったか書いてみたいと思います。ちなみに結論からいうと親と

してもN高をとてもポジティブにとらえている、ということは最初に言っておきましょう。

 

 さて、うちの娘がN高を選んだのは、中3のもう終わりのほうでした。説明会などに参加して親も衝撃を受けて、この高校に行かせてみたいと思い、また娘もN高に行く気になったので、N高に進学することになりました。

 

 改めて振り返るとN高を選んだ理由として以下の3つくらいを念頭に置いていたように思います。

 

●国際バカロレア教育の要素が多く入っている

●強みを伸ばすことを力を入れている

●とにかく楽しそう

 

 ということで、それぞれの項目について実際どうだったか振り返ってみたいと思います。

 

●国際バカロレア教育

 N高は国際バカロレアの認定校ではありませんが、その要素を多く含んでいると説明会の時に感じました。(ここではバカロレア教育については説明しませんので、知らない方はググってみてくださいね)国際バカロレアの目指す10の学習者像というものがあります。そしてかなりの項目を実はN高ではカバーしていると思っています。

 

 N高は通信制、通学制と選択式で、通学制も週1、週3、週5と選べます。とても柔軟性が高いカリキュラムです。娘は1年生の時は週3の通学制にして、平日の残りの2日はアルバイトをしていました。

 

 10の学習像の中に「コミュニケーションができる人」、「バランスの取れた人」という項目があります。これらはクラスの中よりも、実社会でのほうが学びが多いように思います。そういう観点からは実社会での経験をすることも大切な教育の一環だと思っています。まさにアルバイトは、責任と報酬、顧客や職場でのコミュニケーションなどを学ぶとても大切な教育現場なのではないでしょうか。

 

 高1になりたてで、アルバイトなんでできるのかな?と親としては最初ちょっと心配でしたが、特に何も問題なくスムーズにアルバイト先で仕事に着いて1年間続けていた娘を見て、ああこの子にはもうこのように社会に出ていく力があるのだなと感心したりしました。

 

 またバカロレアのカリキュラムの中に、知の理論(TOK)という問題解決のプレゼンをするというカリキュラムがあります。これと似たことをN高でもやっていて、マイプロジェクトという科目がそれにあたります。娘は同じキャンパスの2人の子とグループを作って、アート・本・自然の空間の創出というコンセプトのプロジェクトに参加していました。ちなみにメンバー構成は学年が関係なく、上級生とも一緒にグループが作れます。そういうところも現実味があるところです。プロジェクトの一環として、図書館や美術館を見学したり、自分たちでカフェイベントを開催したりと、親が想像していた以上に

いろんな活動を通して学んでいたように思います。

 

 ちなみに娘のチームのプレゼンは、キャンパスの予選を通過したりと評価も高かったので、娘にとっての成功体験にもなったのではないかと思います。

 

●強みを伸ばすこと

 さてここからは少し短めに。ウェルビーイング心理教育を教えている私としては、強みや個性を伸ばすことが教育の何よりも大切な側面だと思っています。そのためには、いろんなことを体験したり、挑戦したりして、自分の強みを発見したり、育んでいくということが生涯かけて必要です。

 

 N高では通常の授業以外にも、幅の広いゲストスピーカーを呼んで講義をしています。人生や仕事にはいろんな選択種があるということをそれらの講義を通じて感じることもできているんだと思います。またいろんなユニークな体験プログラムも用意されています。ちなみに娘は一週間の沖縄体験というのに去年は参加していました。

 

 とにかく子供の個性を尊重し、その個性を伸ばす、ということはN高が最も力を入れている領域だと思います。そしてまさにこれからの時代に求められている教育なのではないでしょうか。公立学校や他の教育機関が、この分野ではすごく時代に遅れているために、N高は注目を集め、毎年たくさんの学生が入学するようになっているのだと思います。

 

●とにかく楽しそう

 本来学ぶというプロセスは楽しいものです。一生涯楽しく学び続けるということを自分自身もやっていきたいですし、自分の子ども達にもそうなって欲しいと思っています。

そして継続する学びの中で重要なのは楽しさの要素。N高では果敢に新しい事にチャレンジしていて、それが楽しさにつながっていると思います。

 

 VRゴーグルの入学式なんで、ちょっとばかげているし、ちょっとやり過ぎじゃやない?と感じるかもしれませんが、こういうことも楽しさの要素なのかなと思います。また通学制の生徒は、Macが必須で、高校生にMacなんて早い、と思うかもしれませんが、うちの娘もMacを手に入れて大喜びで、ちょっとしたらすぐにいろいろ使いこなせるようになりました。驚いたのはいつの間にかプロジェクトに一環で、フォトショなども覚えていて、楽しそうにポスターのデザインを作っていました。

 

 あと学園祭が、ニコニコ超会議の会場で開かれるのもとてもユニークです。(関係ないですがちなみに個人的には、ニコニコ超会議の超歌舞伎が面白過ぎました)

 

 このようにN高には何だか楽しさやワクワクオーラを常に放っているように思います。キャンパスの雰囲気、教員やTAも活き活きしていて、和気あいあいとしています。

 

 ということで、N高での実経験を簡単に振り返ってみましたが、どうだったでしょうか。ちなみに娘は2年生からは通信制に切り替えています。(年2回、通信制と通学制の切り替えが可能)そして今月からアメリカに2か月ほどホームステイをする計画です。通信制であれば、どこにいてもネット環境があれば、学校の勉強を続けることができます。こんな柔軟性の高さもN高の魅力です。

 

 個人的にはいろんな分野で日本は変化が必要だと思っていますが、その一つが教育分野。N高が先陣を切って教育分野に変革をもたらしているのは素晴らしいことだと思います。親の立場として、また一市民という立場でもN高を応援していきたいと思います。