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それでN高どうよ?4ヶ月終えての感想

 娘は4月からN高等学校というユニークな高校に行っております。VRでの入学式のなど、N高のユニークさがメディアに取り上げられることも多いので、私の周りからもN高実際どうって聞かれることもあります。夏休みに入ったちょうどよい区切りなので、実際の様子や親視点での感想を思いつくままに箇条書きで綴ってみます。また関連する項目は参考までにN高のブログのリンクも貼っておきますね。

 

 

 

  • 4月はオリエンテーション中心。御茶ノ水キャンパスは新しいキャンパスで、開校が5月。それまでは代々木キャンパスに5回ぐらい登校。
  • 4月からさっそく近くのモールでアルバイトを始める。すんなりアルバイトを始めて、普通にこなしていて、親として成長を実感。
  • 4月末に文化祭がニコニコ超会議で開催。このように一般の中に混じって出展することは学生にとっていい経験だと思う。娘も食堂係でお手伝い。あとニコニコ超会議の超歌舞伎が個人的に素晴らしかったし、娘に観れてよかったと思う。
  • 5月から本格的に通学開始。娘は週3のプログラム(月・水・金)で登校。登校の間の日の火曜と木曜はアルバイトの日。よいバランスだと思う。
  • 御茶ノ水キャンパスでは友達もすぐにできた模様。
  • クラスは違う学年の生徒を混ぜることも多いらしい。違う学年の子と接することができるのはよいことだと思う。
  • 写真の撮り方の授業があったらしい。なんか今どき。
  • プログラミングの授業も早速あったらしく、とりあえずJavaで簡単なプログラムを授業で作っていた。
  • 担任教師以外にTAが2人。なんか大学みたい。TAは現役早稲田の学生とのことで、年齢も近くよいお手本。TA2人とも英語が堪能なのも娘にとってよい。
  • プロジェクトNで幻冬舎編集者からの直接の授業があり。実際の世の中の一線で活躍している人から学べるのは貴重な機会。「ルールは疑って、壊して、作る」というメッセージは今に日本でまさに必要なこと。普通の公立では絶対教えてくれないだろうなと思う。(N高のブログはこちら。)
  • ドワンゴの教育部長からのプレゼンの授業。早い年齢からプレゼンについて学ぶのはよいことだと思う。(N高のブログはこちら
  • 7月から英語だけで会話する「Lunch Time English」が始まる。娘も参加しているとのこと。(N高のブログはこちら
  • 7月にN高マイプロジェクトがスタート。娘も3人のチームでプロジェクトを開始。リーダー人は2年生で、優秀なリーダーからよい影響を受けている模様。(N高のブログはこちら
  • 夏休み入る前に、担任の先生との面談。本人が定めた長期ゴールを、中期目標、短期目標に落とし込むツールがあり、学生と担任は常にそのツールを使いながら進捗を話し合っているとのこと。目標管理の手法も学べている。
  • 家での宿題は基本的にはない。ただしWebで授業の動画をみる必要があり、定期的にWebの授業を家でみている。
  • 意味のあまりない宿題や勉強がほとんどないのは、他のことに時間やエネルギーを使えるのでいいことだと思う。
  • 部活は特にやっていないが、本人は気にしていない。
  • 御茶ノ水のキャンパスまでの通学はしんどい。(家から1時間半ぐらい)

 といったことで、親としてはとても満足しています。私が学んでいるウェルビーイングの観点からも、子どもの主体性や強みを見つけ伸ばすというまさにウェルビーイング教育だなと思います。

 

 また先日先生と面談で話したときに、時代からズレているという感覚がまったくありませんでした。先生方も実社会での経験があり、優秀な方が多いと思います。たぶんこれが公立の学校の先生だと、違和感や時代とのズレを感じてしまっていたと思います。うちの子供にとってはよい選択だったと改めて思いました。

 

 ということでN高のざっくばらんな報告でした。お子さんの進路として検討されている方もいらっしゃると思うので、参考になれば幸いです。