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震災6周年:被災地の今をみてきました

今年で震災から6年を迎えました。6年も経つのですね、早いものです。この時期になると被災地の今を伝えるメディアからの情報も増えてきて、ある程度現地の様子を知ることができます。しかし自分の目でみないと分からないことが多くあります。

 

3月9日にちょうど仙台での仕事があり、これは被災地を訪れるチャンスだと思い、10日はお休みをいただいて、被災地めぐりをしてきました。震災から6年たって復興というテーマについて自分自身で現地をみて考えたかったためです。

 

9日の仙台での仕事を終え、石巻市に移動し宿泊。10日は早朝から、女川、石巻、そして石巻の大川小、南三陸、そして岩手県入りし、陸前高田、最後に大槌町をみて、仙台にトンボ帰り。そして夜のうちにつくばに帰宅という強行スケジュール。当初は陸前高田まで見る予定でしたが、せっかくここまでに来たのだからと思い、さらに北上して大槌町もみることができました。

 

短い時間ではありましたが、生活再建に向けてがんばっている地元の方々、復興に向けて日々働いておられる土木関係の方々、震災からの教訓をより広く活かせるように努力されている遺族の方々。様々な方々の思いを感じながら、被災地をみてまわらせていただきました。そして途中で訪れた大川小では、廃校舎に残された壁画の言葉にいたく感動しました。

 

ぼろぼろになった大川小学校の校舎。そこに残された宮沢賢治の言葉。私にはたいしたことはできませんが、それでも自分には何ができるのだろうかと考えさせられました。

 

つくばという被災地から遠い場所ですが、もし自分にできることがあるのならば何でもしたい、と思わずにはいられませんでした。

亡くなられた方々へご冥福をあらためて祈るとともに、遺族や被災者の皆さまに平安が訪れることを心より願っています。