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教育制度について思うこと

教育制度については思うところがたくさんありますが、昨日(11/3)にイーアスで開かれた高校(私立)中心の高校説明会に参加しての感想です。

 

まず参加した一番の動機は私自身中2の娘がいること。高校の選択は彼女自身が行うものですが、やはり親としてはそのよいサポートがしたいという思い。

 

説明会の冒頭の話を聞いていて、こんな言葉を主催者が発しておられ、あらためての日本のゆがんだ教育状況の現状を再認識することとなりました。その言葉とは。

 

「公立高校は偏差値が高く希望者も多いが、全員が入る枠がない。そのために私立のオプションもしっかり調べておいて欲しい」

 

これはまさに事実(つくばにおいては)なのですが、こういう事実が一般化しているのはやはり大きな問題だと思います。

 

●偏差値の低い学生の家庭は、高いお金を払って高等教育を受けさせなければならない。子供の偏差値が低いと、それがその家庭への罰のように自動的に高い教育費を求めるしくみになっていること。

 

●偏差値によって、その子供の価値が測られること。偏差値によって、その子供の価値が測られることは本来あってはならないことですが、自然とそのような錯覚に親や子供も陥ってしまうこと。

 

そんな事を思いながら各学校の説明を聞いてまわる中で、大きな希望と喜びを見出した学校がありました。つくば開成高校という通信性の高校です。いわゆる不登校になった子達が通うケースが多いのですが、この高校で行っているのは、それぞれの生徒と深く向き合い、その子が何を一番やりたいのかを、とことんサポートすること。実はこのスタイルの教育がグローバルに見れば一般的で、グローバルで活躍する人材を育てるための教育だと感じました。偏差値至上主義ではなく、子供それぞれがもっている素晴らしい価値を見出し、それを伸ばしてあげる教育が今後はもっと広がるべきです。

 

私も親として自分の子供にはもちろん勉強は頑張って欲しいのですが、それよりも本人のやりたいことや夢を見つけ、それに向かってとことんチャレンジして欲しいと改めて思いました。