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新年の抱負:少しチャレンジングな目標を立てよう!

 新年明けましておめでとうございます。2021年もあっという間に終わってしまいました。結局2020年だけでなく2021年もコロナに影響を受けた年となってしまいました。

 

 後世の人達はこの2年間を「失われた2年」とか名付けるぐらいの大変な年だったのではないでしょうか。生命に危険が及んだだけではなく、生活様式に制限がかかり、物事が予定通りに行かなかったことも多くありました。この2年間は歴史上まれにみる異常事態が発生した年ですから、それらをなんとか乗り切っている自分達をまずは誉めてあげたいものです。(自分を誉めることの大切さ。成功の責任追及についての過去の記事はこちら

 

 さてそのような厳しい環境の中にいまだにありますが、新年ということで、新年の抱負や目標について幸福学の観点を紹介したいと思います。

 

 まずそもそも新年に目標を立てるべきかどうかも個人によって考え方が違いますよね。もちろんいろんな考えがあっていいのですが、個人的にはまた幸福論の観点からは目標を立てることがお勧めとなります。

 

 私は年末年始の休暇中にに去る一年を振り返り、そして新しい一年の目標を定めるためのステップを踏むという恒例作業を行っています。新しい年の目標は基本は「7つの習慣」のプロセス(価値観の確認、役割の確認、役割毎の目標の立案)に沿って行っていて、この一連の作業が終わると今年の具体的な目標がたくさんできます。

 

 いろんな目標の立て方のアプローチがあると思いますが、幸福度を上げてくれる目標設定の方法は、以下のフロー状態を意識することです。

 

 私たちをより幸せにしてれる要素の一つとしてフロー(没入状態)があり、目標設定はこのフローと密接に関係しています。フローの提唱者であるチクセントミハイはフローの条件として以下の3つの述べています。

 

1.明確なゴールを目指すこと

2.ゴールを目指すときには明確に決めたルールにしたがって行動すること

3.設定したゴールは難しすぎても簡単すぎてもならないこと

 

 特に重要なのは3番目になります。難し過ぎず、簡単過ぎずという微妙な設定がよいというのです。ちなみにある学者によると達成の可能性が50%ぐらいなのが理想的とのことだそうです。(「10倍リーダーシップ・プログラム」ベン・シャハ―p158)

 

 全てに対してではないですが、私もいくつかの項目についてはそのアプローチで年間の目標を設定しましたので、一例として紹介しますね。

 

 例えば身体能力の向上という項目では、ロード100K、トレイル40Kを完走するという目標を設定しました。去年の12月にようやくロード50Kランが達成できたばかりなので、100Kランは自分でも本当にできるんだろうか?と感じるハードルの高い目標です。でも努力したらもしかしたら可能かもしれないとも思えるレベルです。スタミナをつけるための毎週30Kランを去年の11月から続けられているので、このまま継続できれば本当に達成できるかもしれません。実際走る際にこの目標を思い起こすとやる気やワクワク感が増している感じがしています。

 

 ということで目標設定の仕方について書いてみました。こんなアプローチもあるんだ~ぐらいで、もし参考になるようでしたら試してみてくださいね。

 

 今年もコロナの影響が続き、私たちの生活環境にはネガティブな要素がまだまだ満載になりそうな2022年。そんな年だからこそ自身のウェルビーイングや幸せを見つめ、セルフケアをしっかりするなど自分を大切にしながら過ごしていきたいものですね。

 

 それでは気持ちを新たに2022年を楽しく過ごしていきましょう!