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産業カウンセラーに合格しました!

 先日ここ数年で一番といってもいいくらいのうれしい出来事がありました。それは、産業カウンセラーの試験にようやく合格したこと。

 

 私は4年前にご縁があって、メンタルヘルス支援の仕事に従事することになりました。それまではメンタルヘルス支援とは無縁の仕事をしてきたので、メンタルヘルス支援について体系的に学ぶために産業カウンセラーの養成講座に通い始めました。養成講座は9か月間、週1回平日の夜に代々木のオフィスでの講義をするという結構過酷なスケジュールでした。また週末にも講義がありました。そしてその養成講座が終わると資格取得のための、筆記と実技の試験があります。まず最初にあった筆記の試験は難しかったのですが、こちらは1回目で合格しました。そして後日あった実技の試験ですが、自分としては十分な技量を示すことができた(後日冷静に分析すると、不合格になる要素が明らかなあったことが分かりましたが)と思っていた結果不合格だったので、かなり落ち込みました。(その時の記事はこちら)

 

資格取得のためには当然、再度試験を受ける必要があるのですが、この資格はなんと1年に1回しか実施されていません。なので丸1年待つ必要がありました。そして満を辞して受けた2回目。2回目も自分では十分な技量を示すことができたと思いました。そして今回は冷静に振り返っても不合格になる要素はあまりなかったと思っていました。そして再度届いた不合格通知。なぜ不合格になったかは、納得いかなかったものの、半ばあきらめ気分で、1回目よりもがっかり度はありませんでした。

 

そのような背景があっての今年は3度目の挑戦でした。合格、不合格の理由もよく分からないので、半ばあきらめに近い気持ちもありましたが、それでも、ベストを尽くそうと思い、準備をして臨みました。当時の実技の結果は、正直あまり自信のないものでした。2回目と同じような出来だと思ったので、不合格の可能性大だと、不合格を受けいる心の準備をしていました。

 

そして届いた結果通知の封筒。すぐに開けるかどうか迷いました。結果を知るのが怖くて、開けるのに勇気がいりました。

幸い妻がその時、一緒にいて、落ちたとしても慰めてくれるかなと思いいざ開封。そしてでできたな合格通知。それはそれはうれし涙が出てしまったくらいうれしい瞬間でした。

 

でもなぜそんなにうれしかったのでしょうか。たぶん1回目で合格していたらこんなにまでうれしくなかったと思います。むしろ自分の足りない実力をおごりを持ったかもしれません。

2回も落ちたことで、謙遜にさせられ傾聴により励めたり、様々な努力をしてきたように思います。それらの3年分ぐらいの努力が実ったような感覚があり、こんなにもうれしく思えたのだと思います。

 

時に望まない結果のためにがっかりすることもあります。努力が実らないと感じることもあります。そのようなプロセスを経たからこそ得られる喜びもあるのであると

今回感じることができた経験にもなりました。

 

これで産業カウンセラーの資格を有し、できることの幅が広がったように思います。いろんな夢、目標があるので、これをむしろスタート地点としていろいろと取り組んでいきたいと思います。

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