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健康診断で主体的健康を保とう

 毎年恒例の健康診断がやってきました。去年の今頃は低GI食事に取り組んでいて、体重減、体脂肪、中性脂肪ともに低下を実現。(低GI食についての記事はこちら)しかしなぜかLDLコレステロール値が上がっていたために再検査項目になってしまい少しがっかりでした。

 

 ですので今年は体重減はあまり意識せず、LDLコレステロール値を下げる食事をここ1か月ぐらい意識して実践していました。

 

 そして今回の結果は、体重や体脂肪は微増(でも基準範囲内です)。ですが気になるコレステロール値は、見事基準内の数字に下がっていました。

 

 コレステロール値と食事との関連性がどこまであるか、はっかりとは分かりませんが、意図していた食習慣の効果があったのかもしれません。取り組みに期待した効果が、結果として現るのはうれしいことですね。

 

 さて健康診断ということで、健康と幸福度とはどれくらい関係があるのでしょうか。何度かこのブログでも書いていると思いますが、自発的要因である運動をすることは幸福度と強い関係があります。

 

 では、どちらかというと環境要因の健康についてはどうでしょうか。セリグマンはこのように書いています。

 

「健康と幸福との相関関係はわずかなものである」(Authentic Happiness セリグマンP70)

 

 あれ?健康であれば、もっと幸せになるんじゃないの?と考えてしまいますよね。でもこれには以下のような説明があります。

 

 「客観的な健康は、ほとんど幸福には結び付かない。重要なのは、いかに健康であるかの主観的な認識であり、不運にみまわれてもそれに適応する能力、たとえば重い病気にかかっても健康をポジティブに判断する方法を見つける能力が必要である」(セリグマンP83)

 

 ということで、幸福度とより結び付きが深いのは主観的健康とのこと。健康診断の数値は客観的なものなので、そこからくる喜び(逆に数値が悪い場合の落胆は)一時的なものといえるでしょう。

 

 むしろ普段運動しているから、自分は健康であるはずだしそう感じる、といった主観的健康がより幸福に影響するようです。ですので自分自身で、自分が健康だと思い感じる行動を普段しているかどうかが重要になります。

 

 なので今回たまたま健康診断の数値は良かった(客観的)のですが、より幸福に結び付くのは主観的な健康(栄養、運動などの生活習慣)だというころを忘れないようにしたいと思います。ちなみに例年何かしらの運動は継続していますが、最近の主にランニングがです。週に1、2回は走っているので、自分でも健康な習慣を保っていると感じています。

 

 ということで健康診断とちょっと強引でしたが幸福についての関係について書いてみました。私は新年度が明けてすぐ健康診断を受けるほうですが、どちらかというと健康診断受けたくなくて、年度の後半に引き延ばしている方も達もたくさんいそうです。幸福との関係が強いのは、主観的健康。ということで自分なりの健康習慣を続けてみてくださいね。