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シュノーケリングで体感する多様性

 沖縄でシュノーケリングをやってきました。僕は昔からなぜか小さいころから綺麗な海に惹かれていて、留学中の19歳の時にダイビングのライセンスを取得してしました。

 

 それ以来、綺麗な海がある場所では、できるだけ機会を見つけてダイビングやシュノーケリングを行っています。

 

 最近はあまりダイビングにこだわっていなくて、初めて行く場所ではシュノーケリングをすることにしています。シュノーケリングは移動の自由度も高いし、綺麗な海はシュノーケリングで十分に満喫するこができます。

 

 ということで沖縄の慶良間諸島で初のシュノーケリングを行いました。まずびっくりしたのは海の透明度。慶良間ブルーとはよくいったもので、ここはプールの中?と錯覚するほどの透明度。そして熱帯魚や、サンゴも豊富で時間を忘れて遊びました。

 

 そして、今回ラッキーだったのは、海ガメが泳いでいるのを間近で見ることができましたこと。今までは船上からや橋の上からとかは見たことがありましたが、

泳いでいるときに見たのは初めて。大きさは1メートルぐらい(もっと大きい?)だったでしょうか。優雅にゆったりと泳いでいました。

 

 私が海遊びに惹かれる理由の一つは、多様性を強烈に感じる場所であること。海上から見る海の世界と、海の中でみる海の世界はまったく違います。海上からだと海面が見えるだけで、その下にどんな生物がいきていて、ということはほとんど分かりません。

 

 しかしひとたび、海面下に行くとそこには地上と全く違う世界が広がっています。そしてそれは生命に溢れた豊かな世界です。立ち位置が変わると見える景色や世界がこんなにも違うのかということを体感します。

 

 この感覚はいろいろと応用できます。例えば近年携わっているメンタルヘルス支援だと、クライアントの世界は他の多くの方から見ると違和感があるけど、当の本人にとってはまぎれもない事実ということがあります。立つ視点によって見える世界が違うというのは人間の間でも起こりうることです。

 

 そしてこの多様性の理解や受容は、社会的にも、そして個人の幸福でも大切なことなんです。

 

 例えば、人間関係でにおいても、多様な知り合いがいるほうが幸せだと、幸福学における日本の第一人者の前野隆司教授も言われています。

 

 違う事はいいこと。多様性は喜びを生み出す。そんなことを感じながら幸せをかみしめる経験となりました。